時が経つのは早いもので、もう10月の半ばにさしかかろうとしています。
チューリッヒに来て、はや1年半。今から思うと、いろんな苦労があったように思うのですが、
あっという間に過ぎ去ったように感じます。そして、ここまで無事にやってこれたのは、
スイスに一緒に来てくれて、文句も言わずに色んな面で支えてくれた細君のおかげだと
思うわけであります。仮定の話になりますが、もし、自分ひとりでスイスに来て生活していたら?
なんて考えることもあるのですが、恐らく、半年もせずに日本に帰っていたんじゃないかと
思います。海外でひとりで生活するなんて、並大抵の精神力じゃ成し遂げられない
ことのように思うからです。
ということで、日ごろの細君の労をねぎらう意味を含めてプレゼントを買いに
出かけました。もちろん細君といっしょにです。
向かったのは、バーンホフシュトラッセ。チューリッヒ中央駅から南に向けて、
ちょうどチューリッヒ湖に向けて進む大通りです。
この日のチューリッヒは天気もよく、外出日和となりました。
バーンホフシュトラッセ上には、いつもならスイス国旗や
チューリッヒ州旗がかかげられてるのですが、この日には
バーンホフシュトラッセからチューリッヒ中央駅を見た様子を
イラストにした旗がかかげられていました。
さて、今日の目的は買い物。しかし、この
バーンホフシュトラッセはなかなか買い物するにも勇気がいります。
何故かと言うと、「ここは有名ブランド店が並ぶ高級街」だからです。
その一例を示しましょう。
とある時計店でみつけた携帯電話。ブランド名はフェラーリ。あのイタリアの自動車
メーカーです。日本ではこんな感じで携帯電話が飾られているのかどうかは
わからないのですが、日本人にとって、このように携帯電話がフィーチャーされているのが
不自然に思えたので詳細を見てみますと、
お値段、10500スイスフラン也。計算しやすいように1スイスフラン=100円として考えると、
100万円を超える携帯電話ということになります。いったいどんな人が、何の目的で使用するのか、
さっぱりわからない携帯電話なのですが、このチューリッヒでは恐らく何人かは(あんまりいないとは思うけど)
使っているかもしれないと思えてしまうところにチューリッヒの怖さがあります(笑)。
さてさて、本題の細君へのプレゼント、腕時計です。このようなものを購入しました。
これは以前、バルセロナへ行く飛行機の中のパンフレットで
「飛行機の中でしか売られていないもの」として紹介されていたもので、
その場でスチュワードさんに尋ねたところ、近距離便では販売していないと
説明を受け、結局そのときには購入できなかったわけです。
そしてバルセロナから帰国後、ネット検索してみたのですが、
どうやらイギリスでしか販売されていないとのことでなかばあきらめていたのですが、先日、
チューリッヒの時計店でたまたま見つけたため、購入にいたったというわけです。
興味深いデザインということもあるのですが、空中でしか手に入らないと思っていたものが
地上で購入できたというところがおもしろいところです。
(メーカーの策にはまっているのかもしれませんが)
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