先日、我が家に荷物が届きました。 細君がインターネットを通じて日本から取り寄せてくれました。 本当に便利な世の中になったものだと つくづく思います。 さて、注文したのは下の4冊。 やるべきことが見えてくる 研究者の仕事術 プロフェッショナル根性論 羊土社、島岡 要著 です。著者を知らない人のために簡単に説明しておくと、現在はハーバード 大学の准教授。まあ昔でいう助教授ということです。 大阪大学を卒業してから10年ほど、麻酔科医として臨床にたずさわってきたが、 ハーバード大学への留学を期に、臨床医をやめ、アメリカに渡り、研究者へと 転身し、現在の地位を築いたという方です。自分から見れば、 実力はあるのは当然として、「相当に肝が据わった人」のように思います。 (だから本を買ったんですけどね) そして、本の内容ですが、研究者としていかに仕事を行うかということのみならず、 仕事を通して、いかに人として成長していくかということが書かれています。 そして、それは一部の頂点に立つ人々だけを対象にしているわけでなく、 レベルの高低に関わらず研究を行う人々すべてに訴えかける内容になっています。 さらに、もっと極端に言うと、研究者だけでなく、ビジネスマンをはじめ、 現代に生きる人々で、何かしらの仕事を行って結果を出さないといけない人 (そんなのみんなやん)にとって有益なものだと思います。 さて、前置きはこれくらいにして、この本の中身で一番惹かれたというか、 ショッキングな内容だったところがあるんです。 それは「その9」と題されて論じられているのですが、ずばり 「日本人中年男性研究者のための英語力向上戦略:人間力英語術」 という章です。 この章の中で筆者は「世界中の非英語圏から米国に来る研究者が英語での コミュニケーションで苦労するリスクファクター4つ」を挙げています。 まず第1、日本人 第2に男性 第3に30歳以上 ここまで読み、全く自分に当てはまっていることを確認しつつ、最後の項目を見ると 第4に立食パーティーは苦手 と書かれています。第4も当てはまってるやん!!。 ということで、今は失意の底にいます。というのはウソで、 アメリカじゃなくスイスに留学してよかったなんて思っています(笑)。 それにしても、よりによって リスクファクター4つのうち、4つも満たしているなんて・・・ 英語をしゃべることは難しいことなんだなと再確認されます。 最後に、島岡先生のお言葉を挙げておきます。 「研究者は語学を習得するために留学したのではなく、 研究をするために留学したのだ」 救いの一言です。 |