住居




 スイスの貸家(apartment:アパート)はインターネットで公開されています。
homegate.chというサイトでは英語で表示されること、物件数が多いことから 最も便利だと思います。

homegate.ch

この画面のRentをクリックし、Apartment and houseをクリックしますと、
homegate.ch
このような画面が出てきます。スイス全土が出ていますね。 ここから住もうと思う地域をしぼり、物件を検索していきます。
 
 その他、もしチューリッヒに住むつもりでしたら、 Zuerich Apartmentsなどでも物件を見ることができます。
 
 あと、物件の住所はわかるけれど、具体的にどこにあるのかわからないといった場合に 役立つのが map.search.ch です。
map.search.ch
住所を入力すると地図上でその位置を確認できます。
 
 さて、スイス、特にチューリッヒは住宅難で、なかなかアパートが見つからないということを よく聞きます。しかし、これだけ情報がそろっていれば日本にいながらにしてアパートの契約ができる と思いませんか?
 実際、自分もそう思っていました。しかし、現実には日本にいながらにしての契約できませんでした。 いくつかの気に入った物件に対し、その掲載主に「この物件の契約をしたいのですが・・」という内容の メールを日本から送ったのですが、返事はどれも「いつ、物件を見に来れる?」というものばかりでした。 また、すべてのメールに対して返事が返ってきたわけでもありません。
 
 スイスに着いてからわかったことも含めて、スイスのアパートを借りるプロセスについてまとめてみます。
 
1.物件を扱う掲載主に連絡を取る。
 これは上述のように日本からもできます。しかし、掲載主のもとには自分と同じように、ある物件を気に入った 複数の客から、電話、ファックス、メールが複数届きます。それもスイス国内からだけではなく、 いわば世界中からといっていいでしょう。なぜならインターネットに物件を掲載しているからです。 その中から、掲載主は実際に連絡が取れて会えそうな人にコンタクトを取ります。このコンタクトを取るという 段階では電話が最も重視され、ファックス、メールはその次ということになります。
 それはあまりにも理不尽、と日本からスイスに住もうと考えている人には思えますが、 逆の場合を考えてみてください。あなたがアパートの家主で、誰かにアパートに住んでもらおうと思う場合、 メールだけしかよこさない、どこの誰だかわからない外国人と契約しますか?それとも直接電話で話をして 実際に会って部屋を見せてから契約しますか?もちろん後者ですよね。
 
2.実際に部屋を見る。
 1.のところで既に述べましたが、契約前に実際の部屋を見るということが必須となります。
 
3.待つ。
 その物件に応募してくるのはあなただけではなく、他にも候補者がいます。その候補者達が 物件の下見を終えるまで待たなくてはいけません。この下見ですが、全ての候補者を集めて 1日で終えてしまう場合もあるのかどうかは不明です。自分たちの場合は、候補者ごとに 日をずらして設定されていました。
 
4.すべての候補者の中から選ばれる。
 この通知をもらってはじめて物件の契約に移ることができます。スイスでアパートを探す日本人に とって最大の関門がここだと思います。もし選ばれなかったら、また別の物件を一から探しなおさないと いけません。
 
 以上がスイスでのアパート契約に際しての概略です。日本である程度のめぼしを探しておくことは できますが、現地スイスに到着してからが本当の勝負となります。恐らくなんですが、スイスに住もうと 考える人には友人関係や職場関係で現地語が話せる人がいるはずだと思います。 アパートを借りるということに関しては、電話でのコンタクトが最有力な手段ですので、 なんとか現地人に頼る方法が一番の近道かと思います。
 
 アパートを借りて住所を定めるということはスイスで生活する上では非常に重要になってきます。 何故なら、住所を定めないことにはビザは取得できませんし、銀行の口座すら持てないからです。 生活基盤の一番の項目として「住居」を上げたのは、こういう理由からです。
 
2008.6.25








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